久方ぶりの街 /

久方ぶりに渋谷の街を1周位する機会があって。
それは欲しい本を探す為とかいう大した事無い目的だったが、
のんびり1周。

中学時代はセンター街、高校時代は歌舞伎町で育ちました

そう周りに言っているけど、実際中学の頃は毎日居たし
新宿を去った後大学行きながらバイトしていたのも渋谷が多かった
事を踏まえると、結局3年+1年位は毎日の様に居た事になる。
まぁ中学も高校も大学も全部渋谷経由で通っていたので
慣れ親しんだ街。
ここまで書いてから思ったけど、小学校の頃も塾だのずっと
渋谷だったわ。長いね。
　

当たり前だけど渋谷も本当に様変わりした。
その事を先日センター街をゆっくり歩いて凄い感じた。
そりゃ30/40年前に比べたらもっと様変わりしているんだろうけど。

センター街。
繁華街。
俺が慣れ親しんだセンター街って、繁華街、まさにそんな感じだった。
若者が中心だけど様々な人が居て、時間によって違って。
常にタバコの煙の匂いがして、怪しげな外人がテレカと薬売ってて、
女子高生が地べた座ってて、キャッチが2人位で談笑して、胡散臭げな
店も多く、でも安く食える店もあって。山の様にゲーセンが合った。

でも今のセンター街の大通りは違う。
ファッションストリート？　そんな感じに近くなったなと思う。

それがいつから変わり始めたか、
今思えばその契機はセンター街の入口のゲーセンが壊された時

HMV/TSUTAYA/ABC/サクラヤ。
便利だなとも思うし、何と無く自分の見知ったセンター街に
異質の物が入ってきた気もする。
そんな大きなビルの群。
時代のニーズに沿って、徐々に街も変わっていく。

綺麗で整然としている街を目指したくなるのは良く判りつつも、
雑多な、雑多で魅力的だった街もまた残っていて欲しいと思う
他のコトでもそうなのかな？

自分の働いていたパン屋は、毎日汗水垂らして揚げ物してた
2階がオシャレなeatinになっていた。
自販機の下をセンター街中探し回って見つけた100円玉、握り締めて
通った50円ゲーセンの事。

忘れたくないな。