ゲド戦記

2006年8月24日 映画
2週間位前に見てきたゲド戦記。

非常に悪評の高いこの作品、どこまで酷いのかと楽しみにして見に行ってみたけど、過度の期待をしなければ別に見れない程ではない。

この作品の非常に嫌な点は、元々1から読まないと判り難い様々なキャラクターやストーリーの掘り下げを3作目だけの映画化の割に放置している事が多い為、謎が多くキャラクターへ感情移入が出来ない事が多い。

そして主人公が基本的にずっとネガティブな点。
これ自体は悪い事ではなく、成長という物を描く為に最終的に
一気にプラスの方向を出して感動を引き起こさなくてはいけないのだが・・・ 最後が感動所かなんかグダグダなんです。
なので前半ネガティブ、後半グダグダという非常に後味の悪い感動の薄い作品に仕上がってしまっている。

絵的に綺麗なシーンも多いが世界観に引き込まれる様な事も少なく、
脇役なども生かされてない事もそれを助長している。

そんな訳で、何故この映画が面白くないのだろう?と色々考えるには非常に沢山の題材を与えてくれる映画の出来上がりになっており、原作ファンの人からしたら石を投げたくなる気持ちも判る。
だが出来上がってしまった以上これはこれと思って楽しむべきだし、
過度の期待をしないで非常に伝わり難い「何を伝えたかったのか?」について色々考えながら見てみるとそこそこ楽しめるのでは無いかと思う。

そういえば竜の意味がサッパリ判らん。

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