そういえば今月の頭に見ていてレビュー書いてなかった。

原作を全く読んでいない状態で見に行ったこの作品、
賛否両論且つ難解との前評判を聞いて見に行った。

宗教学や宗教建築に覚えがあればすんなり入れる作品で、
基本的に宗教事例を無理やり仮定に結び付けて物語を進行させて
いくので、自分の知識と照らし合わせつつストーリーの進行を
楽しめば良いのだが、開幕からある謎解きの部分が
省かれているのかさっぱりである。
正直原作読んでない人お断りの空気が開幕1時間でひしひしと感じる。

謎解きはひとつの単語の多面性を感じさせる大事な部分であるのかな?
と見ていて思ったのだが結局ぴんと来ない部分も多く、大事な役っぽい人の背景(ソフィー・シラス)も今一判らないまま結局何がしたかったのか判らない と来る。
結局それっぽい宗教的ストーリーを楽しめた人だけ楽しめてそうで、
原作が大人気作だった事を思えばこの出来で良いのか?と思う。
全く楽しめなかった訳じゃないけど、細部を楽しめずに大まかなトコだけを見てそれなりに楽しんだ感。
ルーブルの中とフランス語は楽しめたけど・・・。
ロールでわざわざフィクションである事を告げる旨を字幕化している
点に失笑した人も多かったのでは無いか。

むしろこの映画が公開になってから様々なテレビ番組でこの映画の前知識みたいな情報を垂れ流している事が多かったのだが、そちらの方が様々な細部を紹介していた気がしなくもない。
宗教史に触った事無い人は原作を読む事を読んでないのにお勧めしたくなる一品。

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